第4号艦はフジミの戦艦「山城」昭和19年最終状態です。先の扶桑に遅れること6日の2015年8月2日に竣工しました。この頃は2隻同時に建造していましたがあまりメリットを感じなくなったので、これ以降は１隻ずつの建造となっています。現在ではドックが２つに増えたこともあり、第１ドックでは1/700を、そして第２ドックでは1/350の艦船をそれぞれで建造しています。　さて山城は私の幼少期に過ごした地であることから思い入れも強くありましたので頑張りました。加えてこの艦は資料が比較的豊富で、図面や写真を見ながらとても楽しく製作できました。特に写真を見ながら感じたことはフジミの設計者はかなり小さなパーツまで、それそのものをモールドすることは出来ないにせよ何か痕跡を残そうと努力された形跡が著しく、この執念にも似たディティールへのコダワリに感激して、後に1/350モデルの購入に踏み切らせたのです。その意味では禁断の扉を開かせてしまってくれたキットでもあり感慨深いものがあります。　最終時のスリガオ海戦は散々な戦いであったと聞きますが、最後まで砲撃を続けながら沈んだという武勇艦として、その勇姿を模型に留めたいと思います。※　最後の写真は左が山城、右は扶桑です。

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